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11日から企画展「歴史が語る御柱祭」

2021年7月8日

210707よいさ企画展予告
 下諏訪町の観光施設「おんばしら館よいさ」は11日(日)から、大正から平成までに行われた諏訪大社御柱祭の様子を写真で紹介する特別企画展を同館で開く。2022(令和4)年に控える大祭を前に、受け継がれる歴史や人々や風景の移り変わりを感じることで諏訪の伝統を学び、機運を高めてもらう。
 同館は16年、祭りの文化伝承を目的に開館。木落しの臨場感を体験する装置や、騎馬行列や長持の衣装、道具などを展示する。特別企画展は初めてで、長い歴史を誇る大祭を未来につなぐため、関心を寄せてもらう切っ掛けにする。
 「歴史が語る御柱祭 過去から未来へ『写真展』」として開催。町の歴史や文化を伝える写真をインターネットで公開する「デジタルアルバム」や、町の記録写真を活用し、1926(大正15)年から前回の2016(平成28)年までに撮影された約50枚を展示する。
 大正に撮影された写真は、里曳きで着物を着た人がにぎわう様子や、木が茂る木落し坂を柱が滑り下りる場面など。昭和の写真では綱打ち、伐採、棚木場(たなこば)に横たわる柱などがそろう。平成は最も写真が多く、伐採や山出し、建御柱など場面ごとに紹介する。
 会期は8月29日(日)まで。町観光振興局は「若い人が、祭りから離れている現状もある。夏休みを挟むので、子どもからお年寄りまで多くの人に来てもらい、諏訪の一大イベントを知って大切に守られた御柱祭をみんなで守る機運につなげたい」としている。
 入館料は大人300円、小中学生は200円。午前9時から午後5時まで。期間中は先着100人に、同館オリジナルのキーホルダーをプレゼントする。問い合わせは同館(電26・0413)へ。
(写真は、御柱祭の歴史を紹介するパネル)