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みそ部と山雅一緒に農業 ユース選手が大豆苗植え
2021年6月14日
大豆の栽培から、みその仕込みまでを通年で体験する、箕輪町主催の講座「農ある暮らしを楽しむ部活動『みそ部』」。3年目の本年度は、サッカーJ2・松本山雅FCがホームタウン活動の一環で取り組む「スマイル山雅農業プロジェクト」と初めてコラボレーションし、1年間一緒に活動していくことになった。ユースアカデミーU—15上伊那の選手19人が12日、上古田の農地を訪れ、大豆の苗植えに挑戦した。
山雅の農業プロジェクトは、ホームタウンへの地域貢献やユース選手の食育活動を目的に、松本市や安曇野市で進めて4年目。塩尻市で生まれた、山雅のチームカラーと同じ鮮やかな緑色が特徴の青大豆「あやみどり」を遊休農地で育て、サポーターや後援会、地域住民との交流の場にもなっている。
今回のコラボは、来年3月まで全7回の講座を計画する「みそ部」と同じ日程で活動。各回にU—15上伊那に所属する中学生41人が半数ずつ参加し、みそ部に参加する町民と交流も深める。プロジェクトの活動は、これまで大豆を収穫するまでだったため、みその仕込みは初挑戦になるという。
この日は「みそ部」の畑と隣接する7アールの農地の半分を使い、あやみどりの苗800本を植えた。初めは慣れない様子だった選手たちも徐々にペースを上げ、熱心に作業していた。箕輪中学校2年の男子生徒は「最初は大変だと思ったけれど、仲間と一緒にできたので楽しかった」と話した。
みそ部は本年度、幅広い世代から15組28人が参加、親子らの姿も目立つ。今回は一緒に活動できなかったが、町産業振興課の担当者は「多世代の参加者が、同じ関心事で交わることができる良い機会。(収穫時に)枝豆の試食などが一緒にできれば」と今後の交流に期待していた。
(大豆の苗植えに挑戦するユースアカデミーの選手たち)