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冬山にスキーシーズン コロナ禍に万全体制で次々オープン
2020年12月21日
茅野市郊外のスキー場がオープンを迎えている。今季は新型コロナウイルス感染症対策に力を入れ、利用者が安全安心に楽しめるよう、万全の体制で営業開始。北八ケ岳リゾート(北山)は 20日、ピラタス蓼科スノーリゾートの安全祈願祭を現地で行った。同スキー場は 19日から営業を始め、両日多くのスキーヤーやスノーボーダーが雪の感触を楽しんだ。白樺湖ロイヤルヒル(同)は暖冬の影響で、当初 12日に予定していたオープンを 18日に延期して営業開始。車山高原SKYPARKスキー場(同)も当初 12日からを予定したが、感染症の影響で 23日(水)からに変更した。
同スノーリゾートには例年初級~上級者コースが設けられ、山頂駅からは全長4キロのロングコースを楽しめる。スノーシューコースもあるほか、山頂駅は北八ケ岳などへの冬山登山玄関口にもなっている。
今シーズンは 12月上旬から人工降雪機を使ってゲレンデ造りを進めた。20日現在コースの積雪量は約 40センチ。「しらかばコース」(全長1100メートル)が滑走可能で、4人乗りリフトが運行されている。全コース滑走可能となるのは年明けを見込む。
安全祈願祭には関係者約 40人が参加。同リゾートの両角勇治社長は「コロナで観光は厳しい状況。年末年始も不透明。できることを努力し、お客さまに安心安全に楽しんでもらえるよう努めたい」とあいさつした。
今季の営業は来年4月4日(日)まで。感染症対策として、ロープウエーや食堂などの施設にはオゾン除菌・消臭器を設置したり、人数制限したり、パーティションを設けたり。一部レンタルも見合わせもしている。リフト運行は午前9時~午後4時。問い合わせは同スキー場(電0266・67・2009)へ。
(写真は、シュプールを描き初滑りを楽しむ来場者=北八ケ岳リゾート)