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修学旅行生がボート体験
2020年10月29日
下諏訪町のローイングパークで28日、修学旅行に訪れた裾花中学校(長野市)の生徒30人が、ボートを体験した。行き先が県内に限定されたため、湖周や松本市を巡る行程の一つに組み込み、湖上スポーツに親しんだ。
同クラスでは新型コロナウイルス感染症の影響で集まって行事を行う機会が減り、諏訪清陵高校出身の岡崎剛教諭(57)が何か協力してできることを—と提案した。
町漕艇協会と県ボート協会の会員を講師に、2グループに分かれた生徒は、4人こぎのボート「ナックルフォア」の乗艇と、こぐ力を測定する器具「エルゴメーター」による陸上トーレーニングを体験。湖上では「キャッチ、ロー」の掛け声に合わせてオールを動かし、チームワークの大切さを体感した。
倉島吉平さん(14)は「不安定な時は怖かったけれど、みんなで息が合うと進んで楽しかった。友情が深まったと思う」、岡崎教諭は「とても楽しんでいた。協力することでクラスの団結につながったと思う」と話した。
体験は、湖周環境を生かして収益性のある事業展開を目指す「諏訪湖を活用した地方創生プロジェクト」が実施。これまでは新入社員研修として行い、修学旅行生は初めて受け入れた。
(写真は、ボートを体験する裾花中の生徒)