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真っ赤な実たわわ 町内果樹園でリンゴ収穫
2020年10月14日
下諏訪町内の果樹園で、リンゴの収穫が盛んだ。諏訪湖畔の果樹園では、旬の「シナノスイート」や「秋映」が真っ赤に色づき、連日、農家がたわわに育った実をもぎ取る姿が見られ、実りの秋を迎えている。
東赤砂の小松農園では、贈答用や出荷用のリンゴを収穫。生育は順調で、日に日に赤色を増している。全国各地から例年並みに贈答用の注文が入っており、リピーターも多く、例年に比べてふるさと納税の注文も2、3割増えたという。
来月から年末にかけては「フジ」が収穫時期を迎え、同園の小松康志さん(65)は「天候の影響も特に受けず、順調に育った」と話した。
同園では、下諏訪温泉旅館組合、下諏訪観光協会と連携し、リンゴ狩りができる観光農園としても開放。町内の旅館に宿泊した人などを対象に、1994年から実施。ことしは9月19日から今月末まで受け入れ、時期によるが4種類のもぎ取りができる。小松さんによるとこれまで、9月の4連休を中心に30人近くが訪れた。
観光客が戻りつつあることも背景に、観光協会は「新型コロナウイルス感染症対策をしながら開放している。町内で育ったリンゴを楽しく味わってほしい」と今後の利用に期待している。
(写真は、リンゴの収穫作業を進める小松さん)