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総合格闘技「グラチャン」バンタム級  伊藤空也選手が王座

2020年9月24日

HP伊藤さん総合格闘技で王座
 総合格闘技イベントの「GRACHAN(グラチャン)45」(20日、東京都大田区産業プラザPIO)のバンタム級王座決定戦で、岡谷市川岸東出身の伊藤空也選手(23)=BRAVE所属=が獅庵選手(パラエストラ大阪)を判定勝ちで下した。グラチャン参戦4年目で初のタイトルを手にし、伊藤選手は「自分一人ではなく、いろいろな人に支えてもらって手にしたベルト」と喜びを話す。
 母の勧めで小学校から空手を習い始め、高校2年から本格的に総合格闘技の世界へ。卒業後も市内企業に勤めながら、地元のジムに所属して試合を重ねた。グラチャンには2017年5月にデビューし、6連勝してタイトル戦に挑む権利を得た。昨年3月には仕事を辞めて上京し、総合格闘技ジムのBRAVEに内弟子兼スタッフとして所属する。
 王座決定戦は、5分3ラウンド。3—0の判定勝ちで、空位だった王座を獲得した。伊藤選手は「死闘できつかった」と振り返りつつも、ふくらはぎを狙う「カーフキック」で1ラウンドから主導権を握り、そのまま「圧倒した」という。
 「王座防衛もある。これがゴールではない」と伊藤選手。「他団体の上位の選手と戦って自分の価値を上げたい」と更に上を目指す。地元の岡谷については「自分が格闘技で残した結果が子どもたちに伝わり、何かに全力で取り組んで成長してくれれば」と語る。
(写真は、王座決定戦を制した伊藤選手)