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映画で「希望届けたい」 諏訪市出身の大学生らが卒業制作
2020年9月18日
諏訪市湖南出身で、立命館大学映像学部4年の萩原佑汰さん(22)=京都市=らが、卒業制作の映画を撮影するための費用をクラウドファンディング(CF)で募っている。「コロナで抑圧された人たちに希望を届ける作品にしたい」と支援を呼び掛けている。
萩原さんは、諏訪を舞台にした映画の制作を入学当初から構想。帰省のたびに撮影に適した場所を探しに行くなどイメージを膨らませてきたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う移動自粛のため、地元での撮影の夢を断念せざるを得なくなってしまった。
コロナ禍でアルバイトも満足にできない中、映画制作をあきらめる学生も出始めたが、「諏訪の魅力を伝えたい」という萩原さんの思いは変わらず。CFサイト「キャンプファイヤー」で資金を募り、返礼品として支援者に諏訪の特産品を送ることで故郷にエールを送ろうと考えた。
映画のタイトルは「暗がりに咲く」。不自由のない生活を送りながらも生活に不満を抱く主人公と、抑圧された環境に生きるヒロインの対比をモチーフにした1時間のコメディーという。撮影は京都を中心とした関西周辺で行う。
萩原さんは「コロナ禍の現在でも誰かの希望となれるような、誰かが笑ってくれるような作品を撮りたい」と意気込む。
CFの期間は11月30日(月)まで。目標額は120万5000円。特産品詰め合わせ、エンドロールへの名前や企業名・ロゴの掲載、完成版のDVDなどを支援金額に応じて返礼する。
(写真は、諏訪市湖南出身の萩原さん㊨と、共に映画制作に取り組む仲間の久野将輝さん)