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息合わせ秋の湖上力強く 下諏訪レガッタ59クルー出場
2020年9月15日
ボートの第39回下諏訪レガッタ(町、県ボート協会主催、下諏訪市民新聞社など後援)は13日、下諏訪ローイングパークで開いた。諏訪地域を中心に職場や地域、学校の仲間でつくる59クルーがエントリー。早朝練習の成果を発揮し、秋めく諏訪湖に艇を力強く進める威勢のいい掛け声を響かせた。
諏訪6市町村首長らの300㍍交流レースを皮切りに、男女別、平均年齢などで分けた全9種目で競技。船底が角張ったナックル艇に舵手(だしゅ)と、4人の漕手(そうしゅ)の計5人が乗り込み、500㍍のコースを力漕した。
参加クルーは新型コロナウイルスの影響で例年より少なめだったものの、4月に完成した新艇庫「AQUA未来」の周辺は、参加者でにぎわいを見せた。湖上ではクルーがスタートの合図と同時に舵手の掛け声に合わせて懸命にオールを動かし、湖岸では仲間たちが拍手でねぎらった。
下諏訪中学校ボート部は男女共に、今夏で引退した3年生がチームを組んで集大成を発揮。女子の「タカラッシュマウンテン」は優勝を決め、高山咲季さん(15)は「全国大会がなくなり目標を失っていたが、悔しさをぶつけることができた。納得のいくレースができた」と振り返った。
(写真は、ゴールを目指して力漕するクルー)