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辰野の新発地庵 シャクナゲ華やかな彩り

2020年5月16日

HP新発地庵シャクナゲ見頃200513①
 辰野町平出上野の喫茶「新発地庵(しっぽちあん)」でシャクナゲが見頃を迎えている。赤やピンク、白など15種の計約130株が順次、咲き誇り、訪れた人たちが「まあ、すてきね」などと大輪の花を楽しんでいる。
 喫茶を営む三沢一平さん(73)の父親が50年ほど前、山裾に庭園を開拓して植えたのが始まり。化学肥料や除草剤を使わずに親子2代で増やしてきた株は高さ2㍍以上に育ち、4月下旬から枝先を華やかに彩りだした。
 今季は暖冬の影響で雪に覆われなかった土が冷え込み、根は弱りがちという。開花期にばらつきも見られるが、ようやく咲きそろうようになり、三沢さんは「元気のいい枝は大きな花を付けてくれた」と目を細めた。
 西洋、日本品種で異なるが、見頃は6月中旬まで。観賞自由。問い合わせは新発地庵(電41・5700)へ。
(写真は、木漏れ日に鮮やかさを増している大輪のシャクナゲ)