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風情薫る新駅舎 下諏訪駅がリニューアル
2020年3月27日
JR下諏訪駅のリニューアル工事が終わり26日、現地で竣工(しゅんこう)検査があった。御柱祭をイメージした造作の柱を設けるなど、下諏訪町の風情色濃い駅舎になった。
下諏訪駅は1905年11月に開業し、改築から20年が経過し老朽化していることを理由に、JRが工事に着手。壁面は中山道下諏訪宿の街並みを表現した黒の木目調にし、待合室には旧中山道沿いにある明治時代の商家「伏見屋邸」のいろり端風ベンチを置いた。
コンコースは様変わりした。中央にある造作の柱に、電車の到着や遅れなどを知らせる音声付きモニターを設置。正面入り口には新たに自動ドアを設けて利便性を高めた。
工事に合わせて、自由に入館できる構内の「街かど博物館」も部分改修。駅に停車、通過する電車を館内から見ることができる窓を新設した。轟浩昌駅長は「これからも大勢に利用してもらいたい」と話していた。
(写真は、町内旅館関係者らにコンコースの設備を説明する轟駅長)