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岡谷のまちゼミ盛況 受講者から満足の声
2020年3月16日
商店主らが講師となり、プロならではの知識や技術を伝える「おかや得する街のゼミナール」(まちゼミ)が15日、最終日を迎えた。2月6日の開講以降、史上最多となる40講座を開講。主催する岡谷まちゼミの会事務局の岡谷TMOによると、受講者ゼロの講座は一つもなく、急きょ追加講座を企画する動きが多数見られるなど盛況。各会場では、参加者の満足そうな声も多く聞かれる。
小雪が舞う天気となった14日、南宮の美容室「アイズ」の屋外に張ったテントではバーベキュー講座を開講。同店代表で信州バーベキュー協会長の今井隆宏さんが、一般的な屋外焼き肉とは異なる「ワンランク上の方法」を受講者5人に伝えた。
用意された食材はナスに長芋、トマト、シイタケ、牛肉。受講者はまず縦半分にカットしたナスの断面に焼き目を付け、続いて皮を下にして焼いた。しばらくするとぐつぐつと水分が出てきて、頃合いになったところで熱々を口へ運ぶと「野菜のおいしさがいつもと全然違う」などと驚きの声を上げた。
今井さんは「信州は野菜がおいしいので主役級に食べてほしい」と語り、ポイントとして「野菜は小さく切らない。断面には香り付けのしょうゆ、乾燥防止のオリーブオイルを塗り、塩を振ることでしっとり仕上がる」と説明。炭は一律に置かず、強火と中火や弱火の場所をつくり分けることも勧めた。
受講者はシイタケの傘の部分にオイルやニンニクを入れたアヒージョ、ランプ肉などを次々に焼いて味わった。参加者の一人は「炭の置き方や食材の使い方など、今までのやり方とは全く違った。全部とはいかないが、次にバーベキューをする機会には実践してみたい」と話していた。
(写真は、小雪が舞う中バーベキューを楽しむ受講者)