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春もうすぐそこに ザゼンソウ姿現す 諏訪市豊田有賀の公園
2020年3月9日
諏訪市豊田有賀の「ザゼンソウの里公園」で、ザゼンソウが顔をのぞかせている=写真。一部には仏炎苞(ぶつえんほう)が開き始め、花弁のない花が集まった肉穂花序が見え隠れするものもあり、標高1000㍍ほどの山中にも春が間近に迫ったことを告げている。
園内の木道が老朽化したため、ここ3年間は「ザゼンソウ祭り」を休止。自己責任での観賞を基本に、この時期には園内を開放していた。
昨年までに木道の更新や園路にチップを敷くなどの整備を済ませたことから、ことしは28(土)29(日)両日に4年ぶりの祭り復活を計画した。しかし、新型コロナウイルス感染拡大は止まらず、実施が懸念される。
一帯を管理する矢ノ沢同好会の宮下和昭会長は「甘酒サービスや山野草、上野大根の販売などを計画する。屋外でのイベントのため、規模を縮小しても実施できたら」と話し、今後の推移を見守っている。