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役目終え天へ昇る 岡谷だるま祭り浄焼式

2020年2月11日

HPだるま祭り浄焼式①
 第68回「岡谷だるま祭り」は最終日の9日、小井川だるま堂で古だるまの浄焼式を行った。家庭や企業などから寄せられた約2500個をたき上げ、集まった関係者や市民らは感謝の気持ちを込めながら炎を見守った。
 式には市や消防、商業関係者らが出席した。主催する小井川区の武井一郎区長が祭文、祈願文を岡谷商工会議所の小野繁男副会頭が読み上げた。僧侶による法要に続き、山と積み上げた大小のだるまに火が付けられた。
 少しずつ火が大きくなると、炎と煙が高く上ってはじける音が響いた。積み切れなかっただるまも投げ入れられ、参加者は手を合わせて家内安全や無病息災、商売繁盛などを願った。
 武井区長は「ことしも大勢に来てもらえて感謝。霊験あらたかな祭りを、できるだけ長く継承していきたい」と話し、共に主催した東銀座商栄会長(83)は「市内外から2000人ほどは来てくれた。時代が令和に変わり、気持ちを新たに祈願しようとする人が多くいたのでは」と話していた。
(写真は、山積みのだるまに点火し、と徐々に炎が高くなる様子)