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「チコちゃんポイント」の標柱除幕 辰野町大城山で

2020年2月1日

チコちゃんポイント除幕ネット
 辰野町はNHKの番組「チコちゃんに叱られる」で「日本の中心の中心」と認定された大城山のポイントに標柱を立て11月31日、除幕式を開いた。「ど真ん中辰野町」を盛り上げたいと、辰野ロータリークラブ(RC)が費用を助成。「チコちゃんポイント」と銘打ち、今後は林道整備なども検討し、町の更なるPRにと期待している。
 ポイントは、北緯36度と東経138度が00分00秒で交わる町のゼロポイントから南に約10メートル離れた場所。2018年9月の放送で、日本の中心を掲げる全国28自治体の経緯度から平均を割り出すと、今回のポイントが該当し、「日本の中心の中心は辰野町」と紹介された。
 そこで、町は「ど真ん中町」に改名するという度肝を抜いた「施策」を発表。もちろん冗談だったが、町内外の話題に。本年度は「ど真ん中プロジェクト」を地方創生事業に盛り込み、住民主導の多様な取り組みを後押し。ロゴマークも新たに作り、標柱はど真ん中作戦会議で出された要望や辰野RCの意向を受けて設置した。
 標柱は15センチ角、高さ1.5メートルのアルミ製。「日本の中心の中心 チコちゃんポイント」と刻み、近くには経緯を説明する60センチ四方の案内看板を設けた。ゼロポイントに住民有志が整備したウッドデッキからもよく見える。費用約27万円のうち20万円を辰野RCで支援し、12月に設置を終えた。
 除幕式には関係者約15人が参加し、武居保男町長は「(鶴ケ峰にある)日本中心の標、ゼロポイントに続く3番目のお披露目。多くの人の情熱が込められ、日本の中心から幸せの輪を広げたい」。辰野RCの熊谷久司会長も「町に協力し、辰野を元気にしていきたい」と話した。
 チコちゃんポイントは売却キノコ山の中にあり、周囲にロープが張られ立ち入り禁止になっているが、遊歩道から見ることができる。(写真は、お披露目された「日本の中心の中心 チコちゃんポイント(北緯35度59分56秒、東経137度59分56秒)」標柱と案内看板。武居町長㊧と熊谷会長らで除幕した)