NEWS

初公開の茶屋道具も「特別展」1日から 下諏訪の花屋茂七館

2020年1月30日

HP花屋茂七館特別展200130
 下諏訪町横町木の下の「下諏訪宿花屋茂七館」で2月1日(土)から、開設10周年記念の特別展が始まる。同館現在地で江戸末期から明治時代まで営まれていたという、茶屋での各種道具などを展示し当時の様子を伝える。
 下諏訪まちづくり推進会議が、伝統や文化などを保全するために整備支援した「街かど博物館」の一つで、開設は2010年3月1日。節目に合わせて、館主の小松秀夫さん(81)が「花屋100年展」と題して特別展を企画した。
 特別展には、約100点が並ぶ。茶屋で扱われていた火鉢やたばこ盆、香炉を初めて公開するほか、漆器、陶器、浮世絵なども展示。常設する町指定文化財「虚空蔵菩薩座像」も見ることができる。
 小松さんは「当時の茶屋は料理を提供することもしていた。今はほとんど使われなくなったものだが、その生活用品を見てもらい、庶民の生活を知ってほしい」と話している。
 特別展は5月の大型連休後まで行う予定。午前9時〜午後4時。無料。小松さんら不在の場合は見ることができない。問い合わせは小松さん(電0266・27・5911)へ。
(写真は、展示品を説明する小松さん)