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寒天への学び深める 原小4年生が五味喜一商店見学
2019年12月24日
天然の角寒天を製造する宮川の五味喜一商店を23日、原小学校4年1組が訪れた。諏訪地域の歴史と産業を知り、来年2月に寒天パーティーを計画する32人の児童たちは、原料のテングサを煮る大釜や干し場を見学して学びを深めた。
児童たちは昨年度、テングサの産地でもあるスリランカの学校と交流したことを切っ掛けに、寒天についての学習を始めた。テングサ10キロを購入して、自分たちで煮溶かしてところてんを作り、来年2月の参観日に合わせたパーティーで寒天ずくめの「寒天定食」を用意するという。
学校での寒天作りでは、干す前の「生天」の厚さや乾燥させる時間に試行錯誤しているといい、同商店の五味昌彦さん(61)の案内で寒風と天日にさらす「天出し」作業や工場の様子などを見て回った。
児童の一人(10)は「寒天を作るところを初めて見て、洗ったり煮たりいろいろなことをやるんだと思った。言われた作り方でちゃんとやってみたい」と話していた。
(写真は、干し場を見学する児童たち)