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天桂松雪つり 慈雲寺で冬支度
2019年11月24日
下諏訪町東町中の慈雲寺(福田精裕住職)で、町天然記念物に指定されている天桂松の剪定(せんてい)と雪つりが行われた。毎年、京都の造園会社から庭師を招いて行われていて、貴重な文化財を厳しい冬の自然から守る準備を整えた。
第7代住職・天桂玄長禅師が植えたものとされ、樹齢400年以上のアカマツ。太い幹は地上3㍍の高さで六つに枝分かれし、東西に17㍍、南北に13㍍も伸びて、枝先は地上に達している。
天桂禅師は戦国武将・武田信玄と親交のあった人物。当時から枝ぶりが今ほど立派だった訳ではなく、長い歴史を経て、壮大なたたずまいになった。
2本の柱から放射状に伸びた縄が、はう様に広がる枝が雪の重みで折れないように支え、均整のとれた姿で、訪れた人を歓迎している。
(写真は、均整のとれた雪つりが見事な天桂松)