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諏訪湖畔のマルメロ収穫 平年並み4トン前後の見込み
2019年10月9日
諏訪市の諏訪湖畔にある「かりん並木」で8日、マルメロの収穫が行われた。選別し加工用に業者へ販売するほか、一部は公共施設の窓口に置き、秋の芳香を楽しんでもらう。
かりん並木は1966年に湖畔道路の完成に合わせて植樹されたもので、ヨットハーバーから下諏訪町側の道路沿い延長約1・2キロに約200本が植わる。「かりん」として親しまれているが、実際はほとんどが欧州南部などが原産のマルメロ。小和田果樹組合が剪定(せんてい)や袋掛けまでの管理を請け負っている。
市によると、ことしは台風の影響も受けず、収穫量は平年並みの4トン前後を見込んでいる。作業には都市計画課と観光課の職員15人が当たり、淡い黄色に染まった実を次々に籠に入れた。ヨットハーバー入り口付近の実は諏訪湖マラソンまで鑑賞用に残す。
マルメロは生では食べられず、砂糖漬け、果実酒、ジャムなどに加工される。収穫量が十分にあれば、市民や観光客に、市役所1階ロビーやJR上諏訪駅前観光案内所で配布する予定だ。
(写真は、実ったマルメロを収穫する職員)