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辰野町「日本のど真ん中」ロゴ決定
2019年6月17日
日本の中心の中心「ど真ん中町」辰野をPRしようと、辰野町などが募集した「日本のど真ん中」ロゴデザインコンペで、最優秀賞にデザイナーの井上大輔さん(45)=東京都=の作品が決まった。真っ赤な日の丸の中心に町章を取り入れたロゴ。町は行政や民間など幅広い活用で全国や世界に向けて発信する。
15日開幕した第71回辰野ほたる祭りの開幕式で発表された。井上さんのデザインは、日本を日の丸で表し、その中央に町章をアレンジした「辰の」を配置。直感的に日本の「ど真ん中」と分かるようにし、ゼロポイントの北緯、東経を加えてリアル感を出した。
ロゴマークには外国人に分かりやすい「Center of Japan」のフレーズを入れることを条件とし、「誰もが分かるシンボリックな日の丸を選んだ。多くの人がど真ん中の辰野町へ集まり、盛り上がるといい」と井上さん。製品デザインを手掛けており「仕事の中で今後も関わっていけたら」と喜んだ。
ロゴマークの作成は、住民有志らが集う「ど真ん中プロジェクト」で出されたアイデアの一つ。今後、多彩な取り組みが期待されるため統一的なブランドイメージをつくろうと動いた。5月中旬に公募し、北海道から沖縄までの176人から243点が寄せられた。
審査は雑誌編集長の指出一正さんやデザイナー、町長ら5人が務めた。審査員を代表してアートディレクターの中沢定幸さん(54)=長野市=が発表し「日本のど真ん中に辰野があることを主張し、ブランド力としていろいろな活用の可能性がある」と話していた。(写真は、日の丸の中央に白抜きで「辰の」を配置したロゴ。井上さんがデザインし、最優秀賞作品に選ばれた)