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新入社員がボート研修 諏訪地域の企業から40人
2019年5月31日
下諏訪町は30日、諏訪地域の企業の新入社員を対象にしたボート研修を町漕艇場で開いた。40人が参加し、基本を学びながら200㍍のレースを実践。競技を通してチームワークの大切さを体感した。
諏訪湖を活用して収益性のある事業の展開を目指す町の取り組みで、ものづくり推進機構に加盟する12社の社員を対象に試験的に実施。レース間には、クルーごと改善点や良かった点などを共有しながら進めた。
町漕艇協会と県ボート協会の役員を舵手(だしゅ)に4人がボートに乗り込み、役割分担やコミュニケーションの必要性を学びながら練習。レースでは舵手の掛け声で息を合わせ、オールを動かしていた。
製造業に勤務する齊木康平さん(22)=茅野市=は「みんなで息を合わせる大切さが分かった。他の会社の人と話す機会にもなり、人間関係を深めたり、コミュニケーションを取ったりするいい機会になった」と話していた。
研修は、町と諏訪信用金庫が合同で行った8日に次ぐ2回目で、今回はよりチームワークを体感してもらうため実際にレースを組み込んだ。今秋には企業の社員向けに研修を計画し、町は「2回の試行結果を踏まえ、研修内容の方向性を決めていく」としている。
(写真は、レースでチーム力の向上を目指す参加企業の新入社員)