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万治の石仏に初夏風情 観光協会職員らが田植え

2019年5月21日

万治田植え
 下諏訪観光協会は20日、万治の石仏を囲む水田で田植えをした。職員や地域住民ら約10人が参加し、石仏を挟んで左右の約200平方メートルにひとめぼれをびっしりと植えて、一帯は初夏の風情になった。
 万治の石仏は町内の観光名所。観光客が通年訪れ、同協会は青田や黄金色の稲穂など四季折々の景色をつくって迎えようと毎年、観光水田として活用し、米作りに取り組んでいる。
 職員らは一列になって田んぼの中へ。泥に足を取られながらも一直線に張ったひもを頼りに、等間隔に苗を植えた。アマチュアカメラマンも訪れて様子を撮影したり、観光客も物珍しそうに見守ったりしていた。
 参加者の一人、町地域おこし協力隊の隊員は小学生以来の田植えだったといい、「どのくらい植えればいいのか分からなくて最初は大変だった。おいしいお米になってほしい」と振り返った。
 同協会は、恒例で収穫した米を「万治の恵み」として小袋にし秋の三角八丁(ばっちょう)に合わせて頒布する。本年度も約30キロの収穫を見込んでいる。(写真は、万治の石仏を囲む水田で田植えをする職員ら)