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白樺湖で合宿 東海大が箱根駅伝初優勝
2019年1月5日
2、3両日に行われた第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で、東海大が10時間52分9秒の大会新記録で初の総合優勝を飾った。同大陸上競技部は2013年から白樺湖周辺で夏合宿を行っていて、市体協主催のランニング教室で選手が小中学生を指導するなど縁が深く、茅野市内にも喜びの声が広がっている。
同大の両角速(はやし)監督は茅野市豊平福沢出身で、市の魅力を発信する「縄文ふるさと大使」を11年に委嘱されている。昨年のランニング教室では、今大会で2区を走った東海大三高(現東海大諏訪)出身の湯澤舜選手(4年)も講師を務めた。柳平千代一市長は4日の定例会見で「念願の初優勝で市としても本当にうれしい。白樺湖畔のジョギングロードも整備が終わり、ますます高地トレーニングのメッカとしてPRしていければ」と話した。
市職員有志はことしも、白樺湖・車山エリアで合宿する4大学(東海大、山梨学院大、神奈川大、国学院大)を現地で応援。市議ら一般も含め25人が参加し、オリジナルタオルや東海大のメガホンを持って、1日目は湘南大橋、2日目は日比谷公園前や大手町ゴール付近で選手に声援を送った。
市観光まちづくり推進課は4日、同大の快挙を祝うコーナーを市役所ロビーに設置。現地で配られた新聞号外の拡大コピー、応援グッズなどを展示した。同課では「来年以降も応援ツアーを続けるとともに、この優勝を白樺湖・車山エリアの活性化にどうつなげるか地元と一緒に考えていきたい」と話している。(写真は東海大初優勝を祝う市役所ロビーのコーナー)