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サンタラン収益で闘病中の子どもに贈り物

2018年12月26日

181219中面・サンタラン寄贈

 サンタクロースの衣装を着て諏訪湖畔を走ったり歩いたりして、参加費の一部を闘病中の子どもたちへのクリスマスプレゼント代に充てようと11月に行ったチャリティーイベント「Nagano Great SantaRun (ナガノ グレート サンタラン)2018」の実行委員会は20日までに、諏訪地域を中心とした県内4病院に入院中の0歳〜18歳の子どもたち250人分のプレゼント(約100万円相当)を届けた。
 サンタランはイギリス発祥。国内では大阪府などで行われていて、県内では昨年、諏訪地域若手企業経営者らでつくる実行委員会が初めて開き、ことしで2回目となる。石彫公園を発着点にSUWAガラスの里(約8㌔)と、すわっこランド(約5㌔)までの往復2コースを設定し、当日は約300人が参加。約130社も協賛し、募金箱も店舗などに設置して協力を求めた。
 諏訪市の諏訪赤十字病院にはこのほど、5人が訪れ、小児科で入院中の6人にブロックや車のおもちゃなどのプレゼントを届けた。5人はサンタクロース姿で「早く元気になってね」「いっぱい遊んでね」と声を掛け、子どもたちもうれしそうに受け取った。看護師長の五十嵐美都子さんは「入院している子は不安で寂しい思いをしているのでありがたい」と感謝していた。
 山崎賢一実行委員長(53)=岡谷市=は「子どもたちの笑顔を見るとエネルギーになる。元気に退院してほしい」と期待し「参加者、協賛企業、実行委の協力のおかげ。来年も続けたい」と感謝していた。
 このほか、県立こども病院(安曇野市)には約130人分、信濃医療福祉センター(下諏訪町)には約110人分のおもちゃや文具などをプレゼント。岡谷市民病院には絵本を贈った。(写真は、サンタクロース姿で入院中の子どもにプレゼントを手渡す実行委のメンバー)