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市民館に「地域創造大賞」地域巻き込んだ活動が評価

2018年12月12日

HP市民館地域創造大賞受賞
 茅野市民館(指定管理者・地域文化創造)は2018年度「地域創造大賞(総務大臣賞)」の受賞施設に決まった。さまざまな市民提案事業を展開するなど、文化を通じた交流で心豊かな生活を推進したことが評価された。表彰式は1月18日(金)に東京都千代田区で行われる。
 JR茅野駅に直結する同館は、1999年の基本構想から市民主導で検討が行われ、2005年10月に「市民一人一人が主人公になれる場」として開館。劇場、美術館、図書室、レストランなどの機能を合わせ持つ複合型地域文化交流施設で、地域の文化を支える市民サポーターの育成や市民参加型事業のプロデュースに力を入れている。
 辻野隆之館長は「市民の皆さんと行政、専門家が一緒になって、緻密な計画を経て、地域文化の拠点となるように造られた。これからの文化芸術を担う子どもたちにも足を運んでもらい、市民の皆さんの企画を、専門技術を持ったスタッフと力を合わせて実現するのが茅野市民館の最大の特徴。地域を巻き込んで活動していることが受賞につながったのでは」と喜びを話した。
 一般財団法人地域創造が主催する「地域創造大賞」は、全国の公立文化施設の活性化を目的とした表彰。本年度で15回を数え、専門家で構成する審査委員会が6施設を選定した。県内では、カノラホール(岡谷市)、飯田文化会館(飯田市)、まつもと市民芸術館(松本市)に次ぐ受賞となった。
(写真は、「地域創造大賞」の受賞が決まった茅野市民館)