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諏訪湖SAスマートIC整備計画 小坂区が正式に合意

2018年11月30日

HPスマートインター
 岡谷、諏訪両市による諏訪湖サービスエリア(SA)のスマートインターチェンジ(IC)整備計画で、小坂区は28日夜、臨時区民総会を同公民館で開いた。計画に対する賛否を投票で問い、賛成多数で区の総意とした。公式に「ゴーサイン」を出したことになり、接続道路の測量、詳細設計を振り出しに事業が進みそうだ。
 区内全336戸(人)に総会の案内を出し、委任状出席と合わせて281戸(人)が参加した。
 小坂勝郎区長は「長期間の検討を重ね、いろいろな声を受け止めながらここまできたが、ようやく区民の最終判断を仰ぐに至った。将来に向け間違えのない選択をお願いしたい」とあいさつ。経過を振り返りながらスマートIC設置計画の概略を説明した。
 質疑を受け付けた後、計画に対する賛否を投票してもらい、賛成66と議長一任の委任状票176で計242が賛成。反対票は33だった。投票無効、委任状無効が計6。
 これを受けて小坂区長が、同区のスマートIC研究・検討委員会を解散し、整備に向けた対策委員会に切り替える案を提出し、挙手多数で同意を得た。
 総会終了後、研究・検討委の委員長を務めてきた小坂区長は「反対意見がゼロということはないだろうが、区民の一決を頂けたと思う。これからが本当の整備のスタートになる」と話した。臨時総会の結果は、近く今井竜五市長に正式に報告する。
 スマートICの必要性に始まり、県道岡谷茅野線から区内に上がって諏訪湖SAに至る接続道路のルート案に合意を得る課程は、生活環境の変化に不安を訴える住民の反対意見があり、市など行政側にとっては難局続きだったが、同区の賛同を得たことで、担当課職員からは「ようやく一山越えた」と安堵(あんど)感が漂った。
(写真は、区民総意を問うた臨時総会)