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闘病中の子どもにプレゼントを  秋の諏訪湖畔でサンタラン

2018年11月12日

1110サンタラン・笠原 のコピー

 サンタクロースの衣装を着て諏訪湖畔を走ったり歩いたりして、参加費の一部を闘病中の子どもたちへのプレゼント代に充てるチャリティーイベント「Nagano Great SantaRun(ナガノ グレート サンタラン)2018」が10日、諏訪市の湖畔で開かれた。市内外から、昨年を上回る約250人が参加。コースとなった湖畔一帯に、クリスマスカラーと笑顔が広がった。
 サンタランはイギリス発祥のイベントで、国内では大阪府などで行われている。県内では昨年、諏訪地域若手企業経営者ら16人でつくる実行委員会が初めて開き、ことしで2回。石彫公園を発着点に、SUWAガラスの里(約8㌔)と、すわっこランド(約5㌔)までの往復2コースを設けた。
 会場には、サンタの衣装やユニークなトナカイ姿の参加者が集結。石彫公園を一斉にスタートし、それぞれのペースで歩いたり走ったりしながら秋の湖畔を真っ赤に染めた。初めて参加した諏訪市の鈴木萌さん(22)は「ここに集まった皆の元気が届き、子どもたちが笑顔になれば」と話した。
 プレゼントは、岡谷市民病院や諏訪赤十字病院、安曇野市の県立こども病院、信濃医療福祉センター(下諏訪町)の子どもたちに、12月中旬ころまでに贈る。実行委代表の山崎賢一さん(53)=岡谷市=は「思いに共感してくれる人が、こんなに大勢いてくれてうれしい。子どもたちや参加者のために、来年以降も継続していきたい」と話していた。 

写真=石彫公園をスタートするサンタクロースたち