NEWS
万雷の鼓動 千客を魅了 岡谷太鼓まつり
2018年8月14日 岡谷の夏を彩る第49回市民祭「岡谷太鼓まつり」(市、岡谷商工会議所、市観光協会、市区長会主催、岡谷市民新聞社など後援)が13日開幕し、胸に響く太鼓の万雷が千客を魅了した。きょう14日は本祭り。
イルフプラザ北側駐車場のメインステージは、今回が初となった岡谷太鼓保存会の子どもたちによる「ウエルカム演奏」の後、「暁」で開幕。今井竜五市長の砂切太鼓に続き、300人そろい打ちの「風林火山」「天竜暴れ太鼓」が薄暮れの空に地響きのようにとどろき、会場を埋めた観衆から拍手と歓声が湧き上がった。
県太鼓連盟、御諏訪太鼓保存会、岡谷太鼓保存会が組んだ500人そろい打ちは「諏訪雷」「勇駒田楽」を打ち鳴らし、太鼓と踊りのコラボレーションが舞台狭しと躍動。世界和太鼓コンテスト一人打ちのジュニア、一般女子の部優勝者のステージは全身全霊のばちさばきが光った。
来夏の第50回を見据え、「磨く」をテーマにした演奏企画では、岡谷が誇る太鼓文化と技の更なる昇華に向けてとどろかせ、宵祭りの締めは再び300人そろい打ちでクライマックスを迎え、舞台と観衆が一体となって最後まで酔わせた。
「メインステージ」に先立ち始まった、童画館通り側のイルフプラザ玄関前に設営した「ふれあい広場」では、各種団体がステージ発表。軽快な音楽に合わせて子どもや若者がエネルギッシュに踊るダンスを主に、演歌や木やり、詩吟のほか太鼓演奏、太鼓の体験教室もあってにぎわった。
周辺道路で、曲の振り付けが自由のフリースタイル7団体がパレードで舞い踊る「MINAKOIわっさか」も大いに盛り上がった。
写真=迫力満点の300人そろい打ち