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豊作願い丁寧に 23人の早乙女上社斎田で

2018年6月4日

180603上社御田植え祭

 諏訪大社上社の「御田植祭」が3日、中洲神宮寺の藤島社横の斎田で行われた。お田植え衣装に身を包んだ早乙女23人が、うるち米の「スワヒカリ」の苗を植え付け、1年の豊作を願った。13歳から25歳までの独身女性。上社本宮で奉告祭を行ったあと、北島和孝宮司を先頭に、神職や早乙女、大総代らが行列をつくって藤島社へと向かった。
 神事では、巫女(みこ)が「諏訪大社田舞」を披露。その後、白装束に赤いたすきと腰巻き、菅笠(すげがさ)を着た早乙女たちが斎田に入り、一株ずつ丁寧に植えていった。
 耕作長の小林孝嘉さん(中洲神宮寺)は「段々良くなって、上手に植えられていた」。東京で会社員をしている茅野市出身の女性は「良い経験ができた。田植えは初めてなので、苗がちゃんと育ってくれたらいいな」と話していた。(写真は苗を植える早乙女たち)