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霧ケ峰で開山祭 夏山シーズン幕開け
2018年5月27日
霧ケ峰高原開山祭(諏訪観光協会主催)が26日、強清水霧鐘塔前広場で行われた。市や観光協会、地元の各種団体などから約100人が出席し、夏山シーズンの幕開けを喜び合った。
手長神社の宮坂清宮司が神事を行い、代表が玉串をささげて安全を祈願。諏訪観光協会の佐久秀幸会長は「何百年も昔から多くの人に愛されてきた霧ケ峰の自然を、後世に継いでいくのが使命と感じた。国内外から多くの人に訪れてもらえる観光地づくりを進めたい」とあいさつした。
この日は穏やかな天候に恵まれ、開山祭には一般の観光客の姿もあった。開式前には、霧鐘塔上空をグライダーが旋回し、花を添えた。
諏訪ブランド推進委員会のモニターツアーでドイツから来訪中のマルコ・インベルニッツィさんとザビーネ・ガンタリヒタさんも「日本の伝統文化を見学したい」と神事に出席。2人は「(霧ケ峰は)自然豊かな母国にいる感じで、ドイツ人は来たがるだろう。諏訪の自然、ものづくり、文化を融合させれば、大都会や海外からの旅行客への良いプロモーションになるはず」と話していた。
同高原では夏にかけ、レンゲツツジやニッコウキスゲが咲き、秋にはリンドウ、マツムシソウなどが見られる。夏山リフトは7月14日(土)から運行を始める予定。
(写真は、夏山シーズンの安全と盛況を祈願した神事)