NEWS
上諏訪街道 春の吞みあるき
2018年3月24日
春うらら 地酒のんびり堪能
きょうまで「上諏訪街道 春の呑みあるき」
2007年春以来の2日間開催となった「上諏訪街道 春の呑(の)みあるき」(同実行委員会主催)が23日、国道20号沿線の諏訪5蔵一帯でスタートした。各日2千人の定員で、1日開催だったこれまでより約700人増やした。初日は平日開催だったが、県内外から千人近くの左党たちが訪れ、うららかな春の日差しの中、酒蔵巡りをのんびりと満喫した。
各酒蔵は、自慢の酒のほか、もつ煮販売や漬物サービス、酒を使った菓子や酒かす特売、焼き鳥、ピザ、豆腐料理の屋台などの趣向で歓迎。道中の3カ所の駐車場でも川魚や鹿肉料理をはじめとする諏訪の肴(さかな)、野沢菜コロッケやポーク加工品を販売し、もてなした。
JR上諏訪駅から最も遠くに位置する元町の宮坂醸造では、開始前から約100人が並んだ。宮坂直孝代表取締役が「ようこそ諏訪へ。素晴らしい日和になった。どうか半日、楽しんで」と歓迎のあいさつ。カウントダウンでイベントが始まると、参加者たちはチケット代わりの透明の升を差し出し、なみなみとつがれた酒を満足そうに飲み干した。
これまで、5、6回は訪れているという塩尻市の坂井昌希さん(46)は、妻と来諏。「ちょうど平日に休みが取れたので、やって来た。これまでは人が多くて危険も感じたが、きょうは歩きやすく最高です。ゆっくりできそう」と笑顔で話していた。
きょう24日分の前売りは完売。当日券(200枚)販売は教念寺駐車場で、午前10時から整理券を発行する。