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小平選手銀メダル 熱戦に地元沸き返る
2018年2月16日
平昌冬季五輪スピードスケート女子1000メートルが行われた14日夜、茅野市豊平出身の小平奈緒選手を応援するパブリックビューイング(PV)が市内3会場であり、詰め掛けた大勢の市民らが銀メダル獲得の喜びに沸いた。18日(日)の大本命・500メートルに弾みがつく結果に、「次は金だ」と期待する声も多く聞かれた。
約260人が来場した市役所大ホールでは、競技開始前から「てっぺん」コールや「届け 応援 平昌へ」などの木やりで熱気に包まれた。16組中15組に小平選手が登場すると、スティックバルーンを打ち鳴らし「いけいけ」「頑張れ」と大声援。先に五輪新記録を出したオランダ選手のタイムにわずかに遅れてゴールすると「あー」というため息も漏れたが、銀メダルが決まると万歳で祝福した。
見守った柳平千代一市長は「最後までよく粘って頑張った。見事な銀メダルだ」とたたえた。玉川小学校スケートクラブの男子児童(6年)は「銀だったけれど素晴らしい滑りだった。500メートルは金を取ってほしい」、市スケート協会の池上泰司副会長(66)は「力は出し切ったが、本人は悔しさ半分だと思う。最後の最後、500メートルに期待したい」と話した。
市の後援会は15日、市役所に長さ13メートル、幅1メートルの懸垂幕を掲げた。黄色地に「銀メダルおめでとう」のメッセージを入れ、五輪出場を祝う懸垂幕では引き締まった表情だった小平選手の似顔絵が笑顔に変わった。
母校の豊平小学校の横断幕にも「祝銀メダル」の文字が躍った。15日の給食後、同校スケートクラブなど児童有志約20人が集まって学校前に掲出。6位入賞を果たした1500メートルに続いて「奈緒選手おめでとう」と先輩の活躍を喜んだ。
(写真は260人が小平選手の銀メダル獲得に沸いた茅野市役所のPV)