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一年のけがれ小石に託す 諏訪大社上社で石送りの神事
2017年12月28日 諏訪大社上社本宮で27日午後、歳末恒例の特殊神事「石送りの神事」が行われた。ことし一年間の罪やけがれを小石に託して祓(はら)い、2018年が良い年になるよう願った。
神職6人と上社関係大総代約30人が斎庭(ゆにわ)に参列。1月から12月までを墨で書き入れた楕円(だえん)形の小石を、神職が「1月」「2月」と声を出しながら順次送り継いだ。
最後に12個の石を両手のひらにまとめた斎主が、伊勢神宮遥拝所前玉垣内のサカキの根元に投げ入れ、一年間の厄を祓い納めた。
石送りの神事の前には「すす払いの神事」も行われ、神職が幣拝殿を柄の長いササの青竹で清めた。
(写真は、12個の石を順番に送り、けがれなど祓う神職ら)