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子どもの人権考える 茅野で全国フォーラム
2017年12月3日
子どもの人権について考える「子どもの権利条約フォーラム2017in信州」が2、3両日、茅野市内で開かれた。子ども支援に取り組む団体・個人や地域で活動する児童・生徒が全国から集まり、「信じよう!子どもの力 大人の心」をテーマに意見を交わした。
子どもの権利条約の普及・啓発、団体間のネットワーク構築などを目指す同フォーラムは、1993年から毎年全国各地で開かれている。県内では2007年に続き2回目で、小学生から高齢者までの有志約100人でつくる実行委員会が18回の勉強会を開き準備を進めてきた。子どもたちが決めたテーマには、「子どもの力を信じている大人、応援してくれる大人が多くいることを感じられるフォーラムに」との願いが込められているという。
初日は茅野市民館を会場に開催。中高生バンドの演奏などがオープニングを飾り、教育機会確保法の成立などに関わった元文部科学省事務次官の前川喜平さんが「子どもの力を信じ、応援する大人として何ができるか」と題して基調講演した。子ども実行委員会が企画したゲーム感覚のワークショップ、全国の子どもたちの活動発表とディスカッションも行われた。
最終日の3日は、茅野市民館、ちの地区コミュニティセンター、家庭教育センター、ゆいわーく茅野の4会場で分科会を開いた。中高生有志でつくる「茅野市ぼくらの未来プロジェクト」と連携して子ども会議も開いた。
(写真は、オープニングで披露された子どもたちの劇=茅野市民館)