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商業棟工事の概要示す 「諏訪駅前開発」が地元説明会

2017年11月23日

駅前開発

 JR上諏訪駅東口の再開発を進める民間会社「諏訪駅前開発」は22日、3回目の地元説明会を諏訪市文化センターで開き、旧まるみつ跡地に建設する商業棟の新築工事の概要を示した。着工はことし12月4日ころで、完了は2019年2月を予定。当初18年11月としていたオープンは、「19年2月ころを目指す」とした。
 商業棟は、鉄骨3階建てで、建築面積は約4千平方㍍。1階には食品スーパーのツルヤ(小諸市)が、2階には飲食や雑貨、医療、オフィスなどのテナントが入る見通しで、同社が交渉を進めている。3階は放送大学と市が設置する公共スペースの専用フロアとなる。
 説明会は、ことし3月以来。前回の説明会で、商業棟裏に設けるとしていた5階建ての立体駐車場について同社は「騒音や排ガスを懸念する近隣住民の声を踏まえ、住居棟側に位置を変え、商業棟裏は平面駐車場にしたい」との考えを示した。
 施工は、守谷商会松本支店を主体とした地元業者との共同企業体を想定。12月から、くい打ち工事に着手し、順次基礎工事、鉄骨工事、床コンクリート工事を実施する。内外装工事は、来夏以降を予定。工事は月曜日から土曜日までの午前8時から午後6時までで、日曜日は原則行わない。
 説明会には、住民や市の関係者ら約80人が参加。質疑では、近隣住民の一人が「くい打ち工事はどれくらいの騒音を想定しているか」と質問。守谷商会は「重機や発電機のエンジンから出る重低音が、一番耳障りになると想定される」と説明した。工事車両の搬入路については、国道20号側と旧道側の計4カ所を示したが、「国道20号側のみにしてほしい」との意見が出たため、再検討する。
(写真は、諏訪駅前開発が参考に示した商業棟のイメージパース)