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大地を震わす鼓動 岡谷市で太鼓まつり

2017年8月15日

HP用太鼓まつり宵A面用

 夏の岡谷を万雷の太鼓演奏で染める市民祭、第48回「岡谷太鼓まつり」が13、14両日、イルフプラザ北側駐車場を主会場に行われた。豪壮無比、至難の技とうたわれる「300人揃(そろ)い打ち」を核に、市内外の太鼓連による迫力の鼓動が千客を魅了。周辺の通りでは踊りパレードの「MINAKOIわっさか」があり、各団体が熱い演舞で彩りを添えた。
 宵祭りの13日、メインステージでは岡谷太鼓保存会の300人揃い打ちをはじめ、県太鼓連盟、御諏訪太鼓保存会が加わる総勢500人の鼓曲などが続き、観客を圧倒。雨が降りだしても熱気は衰えず、腹の底に響くような勇壮な響きに何度も拍手と歓声が送られた。
 童画館通り、県道岡谷茅野線ではMINAKOIわっさかの振り付け、楽曲とも自由の「フリースタイル部門」が行われ、大人の部では「無限翔風」、子どもの部では「旧石器の改進撃(湊小6年)」が大賞に輝いた。
 14日の本祭りでは、中央通り、童画館通りやJR岡谷駅前で長持、みこしなどが練り、メイン会場周辺の熱気を後押し。MINAKOIわっさかでは、輪になって盆踊りのように楽しむ「流し踊り」と、前日のフリースタイル部門に出演した団体の有志が舞った。総踊り「GOTTA☆みなこい!!」では観衆の飛び入りもあり、盛り上がった。
 両日のメインステージでは、2年後の第50回を見据えた企画ステージをフィナーレの前に組み込んだ。「継ぐ」と銘打ち、長い歴史の中で打ち継がれてきた3曲を岡谷太鼓保存会が再演。半世紀の節目へ、先人の思いやこれまでの歴史をばちに込めた。
 
(写真「これが太鼓まつり」の心意気で勇壮にとどろかせた300人揃い打ち)