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万灯作りで南箕輪の農村文化を体験
2017年8月6日
南箕輪村のブランド米を育て、農業体験する「まっくん田んぼ体験隊」(実行委員会主催)の第3回が5日、南殿の農事組合法人まっくんファーム事務所と同隊ほ場であった。今回は、出穂の観察やかかし作りをし、昔ながらの農村文化に触れようと万灯(まんど)作りも体験。都会から訪れた参加者たちは、村の盆の伝統行事に、興味深げに取り組んだ。
体験を楽しむ講座と、米作りの実際を学ぶ実践的・本格的なプロ講座とに分かれ、活動。楽しむ講座は9人が参加して協力してかかしづくり。プロ講座は3人が参加して、万灯や草刈りを体験した。
万灯体験では、同ファームメンバーなど実行委員が教え、大麦のわらをきつく縛り、高さ約1メートルの万灯に。振るための玉縄も取り付け、細かく編んで丈夫に仕上げた。同体験隊で万灯に取り組むのは、ことしが初めて。千葉県佐倉市の会社員(59)は「万灯のことは初めて知った。地域ごとに盆の風習があり、良い体験だった。振るのが楽しみ」と話していた。
ほ場に移動し、プロ講座は草刈り。この時季、出穂前に草を刈ることが病害虫予防になることを学んだ。楽しむコースで組み立てたかかしも立て、減農薬栽培でも良い米ができるよう願った。
(写真は、実行委員のアドバイスで、万灯を作る参加者)