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藤井効果で将棋に親しむ児童増加

2017年7月12日

HP将棋好きこども増えた
 将棋に熱中する子どもが増えている。歴代最多の公式戦29連勝を樹立した、藤井聡太四段の影響が大きいようだ。諏訪湖ハイツで活動する岡谷将棋同好会も、ここ2カ月ほどの間に小学生8人が足を運ぶようになった。
 下諏訪町内の小学校3年女児はその1人。クラス全体で将棋がブームという。同好会では盤を挟んでベテラン会員と向き合い、黙々と指す。「よく考えて駒を動かし、困ったらどうしたらいいかまた考える。勝っても負けても面白いし勉強になる」と真剣だ。
 子どもを連れてくる母親たちは「考える力や先を読む能力、集中力がものすごく身に付くと思う」と応援する。
 同会会長(78)によると、正会員は大人26人だけで、たまに通ってくる中高生は以前からいたが、小学生が集まるようになったのは初めて。「上達が早くて1年ほどで初段レベルになれる。一過性のブームでなく続いてほしい」と期待する。
 同好会は毎週土曜午後1時から6時まで、諏訪湖ハイツ307号室で活動。申し込み不要で見学や参加は随時受け付けている。小学生は無料。
(写真は、同好会に参加し真剣そのものの表情で指す小学生)