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木落し坂整備に150人 次の御柱祭に向け奉仕
2017年7月3日
諏訪大社御柱祭下社山出し最大の見せ場、下諏訪町の木落し坂で2日、諏訪市上諏訪地区の氏子による整備作業が行われた。草刈り機や鎌で坂に生い茂った雑草をきれいに刈り取り、次の御柱祭に向けて環境を整えた。
諏訪大社下社三地区大総代会が、岡谷市3、下諏訪町2、上諏訪地区1の6グループに分かれ、毎年交代で奉仕している。昨年の御柱祭後、初の作業となった本年度は、上諏訪地区の大総代8人をはじめ、御柱祭に関わる氏子衆約150人が参加した。
大総代代表(69)は「心配された雨も上がった。次の御柱祭につながる最初の行事。上諏訪地区の氏子らしい作業を見せてほしい」とあいさつ。諸注意の後、坂の下側から草刈りを開始。
等間隔に並んで草刈り機や鎌でササ以外の雑草を刈り取り、熊手などで刈り取った草を束ね、ダンプカーの荷台に積んでいく作業を、役割分担して手際よく進めた。上田市からの観光客は、大勢の氏子が坂に張り付いて作業を進める様子に「地域のまとまりを感じる」などと感心していた。(写真は木落し坂で雑草を刈り取る参加者たち)