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観光客減るも氏子は過去最高
2016年5月23日 諏訪地方観光連盟御柱祭観光情報センターは、上社と下社御柱祭の12日間の人出をまとめた。これによると、上社は93万1000人(前回比9000人減)、下社は92万9000人(同5万6000人減)。観光客は減ったものの、氏子の人出は過去最高の28万8000人(5万6000人増)だった。
内訳は、氏子15万8000人(同1万4000人増)。観衆77万3000人(同2万3000人減)。下社は、氏子13万人(同4万2000人増)。観衆79万9000人(同9万8000人減)。特に下社の里曳きの人出は過去最高の46万1000人(1万2000人増)だった。
観光客が減ったことについては、曳行路への立ち入りや、氏子以外の観覧に規制があることを事前に呼び掛けたことで、無計画で来場する人が少なくなったためと分析。代わりに観光客に対しては有料観覧席の活用やパブリックビューイングなどでの観覧を呼び掛けた。
氏子が増えたことについては期間を通じて天気が良く、大総代らの呼び掛けもあって増えたとみている。
20日の諏訪地区観光客安全対策推進会議で報告。担当者は「スマートフォンの普及に伴い、ホームぺージを強化して大きな混乱もなかったが、境内などスペースに容量のあるなかで観光宣伝をするという、矛盾するなかでの情報発信が難しかった」とした。今後は小宮祭が各地域であるとして「観光客が参加可能な小宮祭の情報を発信していきたい」と話した。一方で出席者からは「警備や規制が厳し過ぎたのでは」との意見も出ていた。
(写真は、御柱祭での警備などについての反省を出した諏訪地区観光客安全対策推進会議)