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砥川ふれあい渚 複合施設開業へ カフェとアウトドア体験 下諏訪町が事業者を選定

2025年4月3日


 下諏訪町は2日、赤砂崎公園の広場「砥川ふれあい渚」における便益施設の設置事業者に、カフェでの飲食とアウトドア体験ができる複合施設を提案した「アルピコ・クロスプロジェクト共同事業体」を選定した—と町議会全員協議会に報告した。5月中までに同事業体と協定を結んで施設設置を許可し、2026年春のオープンを見込んでいる。
 広場は右岸の諏訪湖側に面した2541・11平方メートル。年度、飲食店などの便益施設を設ける民間事業者を公募したが「該当者なし」としていた。昨年度、2社から便益施設設置の申し出があり3月24日、外部有識者の評価委員会を設けて選定した。
 共同事業体は、レジャー事業などの「アルピコリゾート&ライフ」(茅野市)と、同社の包括連携協定先でアウトドア事業の「クロスプロジェクトグループ」(白馬村)でつくる。同日、アルピコリゾート&ライフも町の選定を受けたことを発表した。
 同社と町によると、カフェはサイクリングロードに面した平屋建てで、屋上にも出て眺望を楽しめるようにする。駐輪場や水場も用意し、建築面積は約200平方メートルの予定。アウトドア体験ではカヌー、カヤック、サップの貸し出しや、日帰りと宿泊のキャンプ場運営を想定しているという。
 施設のコンセプトは「地域と人、人と人を結ぶ町の拠点、諏訪湖エリアの新たな集いの場、観光資源の創造」。仮称は「SUWA Cominal(スワコミナル)」で、「諏訪湖」と「コミュニティー」、拠点の「ターミナル」をかけ合わせた。工事は9月ごろに始めるという。
 広場について、町はグランドデザイン事業で描かれた提案の実現を目指していた。宮坂徹町長は「デザインの一つが実現できることは非常にうれしい。赤砂崎公園だけでなく、町全体への相乗効果も期待する」と話した。
 同社の事業企画部は「グループとして、諏訪湖周の観光事業に力を入れる。町や地域と一緒になって下諏訪、諏訪湖エリアの活性化に寄与したい」としている。(写真は、サイクリングロードに面したカフェの外観イメージ=アルピコリゾート&ライフ提供)