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シルクフェア29日に 12会場で多彩な企画
2025年4月1日
29日(火=祝日)に岡谷市内で開く「シルクフェアinおかや」の開催概要が固まった。岡谷蚕糸博物館など12会場で、スタンプラリーや街歩き、体験など多彩な企画を用意。スタンプラリーの台紙を兼ねたチラシも完成し、市内公共施設などで配布している。一部を除き、きょう1日からイベントの参加申し込みを受け付ける。
市やシルク関係団体でつくる実行委員会が主催し、「シルクの日」とする毎年4月29日に開く。29回目のことしは、同館や岡谷絹工房が使う旧山一林組製糸事務所(中央町)など市内10カ所をスタンプラリー会場に設定。今回から、新たに諏訪倉庫(郷田)が加わった。5カ所を回ってアンケートに答えると、抽選会に参加できる。
イベントでは、グラン・ジュテあい工房(中央町)が新たに会場となり、機織り体験が楽しめる。同館では桑の苗木配布や繭工作、珍しい蚕の展示などを計画。旧市役所庁舎や諏訪倉庫歴史資料室、初代片倉兼太郎生家(川岸上)などの公開、シルク関係の建物などを巡るバスツアーや街歩き、レイクウォーク岡谷でのシルククラフト展などもある。
当日は各会場を循環する無料バスも運行する。
味澤宏重実行委員長(70)=味澤製絲社長=は「会場も増え、少しずつ地元の人に愛されるイベントになってきている。年に1回なので、多くの人にシルクや歴史に触れてほしい」と話す。
チラシはB4判二つ折りで6300部作製。幼稚園、保育園や学校などには今月、配る。イベントの申し込み、問い合わせは実行委事務局の市ブランド推進室(電0266・23・3489)へ。
(写真は、完成したフェアのチラシ)