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辰野町内に「ポケモンGO」公式ルート

2025年4月1日


 スマートフォン向けのゲームアプリ「ポケモンGO(ゴー)」で、辰野町内に公式ルートが誕生した。全7ルートがあり、それぞれ辰野ほたる童謡公園や下辰野商店街、荒神山公園などに設けられた。町外の愛好家を町に呼び込み、地域の魅力を知ってもらおうと町が企画した。
 ポケモンGOは、スマホの衛星利用測位システム(GPS)と拡張現実(AR)の技術を用い、画面に現れるキャラクター「ポケモン」を捕まえて遊ぶ。国内外で高い人気を誇り、町内でも300人以上がアプリをダウンロードしているという。公式ルート作りは全国の自治体が進めており、県内では町が伊那市に次いで2例目。
 町の公式ルートは約500〜750メートル。童謡公園と荒神山公園に各2ルートが作られた。下辰野商店街や宮木の町道1号(通称城前線)の桜並木など街中にもある。それぞれスタートとゴール地点が決められている。各ルートではオリジナルの「ギフト」が手に入る。町は誰でも安全に歩けることを意識して設定したという。
 ルート作りには、ゲームの対面イベントの運営などに携わる「公式コミュニティアンバサダー」で町内在住の中谷稔さん(51)=樋口=と赤羽正之さん(44)=下辰野=が協力。2人は「ルートの活用や町内でのイベントの企画などをし、地域の活性化につなげていきたい」と話している。
(写真は、ポケモンGOの辰野町の公式ルートをPRする町職員やアンバサダーたち)