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トヨタガズーレーシングラリチャレ 4月20日に茅野で
2025年1月17日
入門者向け参加型ラリー競技「TOYOTA・GAZOO・Racing(トヨタガズーレーシング)ラリーチャレンジ」(ラリチャレ)の第3ラウンド「八ケ岳茅野大会」が4月20日(日)、茅野市運動公園を主会場に開かれる。トヨタ自動車が毎年、全国各地で実施する競技会で、今回は地元や全国から80〜90チームの参加が見込まれ、観光振興にも力を入れた大会を計画する。
ラリチャレは初心者に優しいコース設定で、安全かつ手軽にエントリーできるラリー競技。八ケ岳茅野大会は2018年に始まり、コロナ禍の20、21年は中止、無観客開催だった22年を経て23年から従前の形で開き、6回目。例年、街中と山麓を結ぶコースを設定し、昨年はモータースポーツファンや関係者、地域住民らなど約2万人を動員した。
大会に向けては今回も茅野市、茅野商工会議所、ちの観光まちづくり推進機構(DMO)で大会実行委員会を組織。競技コースは昨年と同様に計画し、市運動公園から1台ずつ1分置きに発車する「セレモニアルスタート」で開幕する。蓼科方面の2カ所に競技区間のスペシャルステージ(SS)を設け、ラリー車を見送る「リエゾン区間」(観覧無料)も市内各所に設置予定。同公園には物販や飲食ブースが並び、子ども向けの展示や体験イベントも企画する。
今大会では競技を通じた新たな観光振興の取り組みを検討。ちのDMOによると、1ペンションに1チームが宿泊する観光PRや、チーム向けに市内飲食店や商店などで使えるクーポンの発行を準備するほか、観戦ツアーの商品化も計画しているという。ちのDMOの朝倉祐一理事長は「市全体でおもてなしする意識を持ち、準備を進めていく」と話す。
市役所で会見した大会長の今井敦茅野市長は「例年、行政と民間一体の運営が評価を頂いている。市民も恒例行事として楽しみにしており、今大会もしっかりと準備して態勢を整え、多くのドライバー、観客を迎えたい」とした。
(写真は、ことしのラリーチャレンジ八ケ岳茅野大会の日程を発表する実行委)