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巳年に秘仏公開 3日まで駒ケ根市光前寺の「蛇身弁天」
2024年12月29日
駒ケ根市赤穂の光前寺本堂で28日、同寺所蔵の秘仏「蛇身弁天(じゃしんべんてん)」像の特別拝観が始まった。1980年の本尊御開帳で初公開後、巳(み)年のみ一般公開する期間限定の無料拝観。貴重な機会とあり、初日から参拝者が次々と手を合わせに訪れた。1月3日(金)まで。
高さ約10センチの木像で、制作年は不明。頭部は老翁、体はとぐろを巻いた蛇の姿で、尻尾と顎ひげがつながっている。財をもたらす福神「宇賀神(うがじん)」とも呼ばれ、普段は厨子(ずし)に安置されている。初めて見たという男性(49)=名古屋市=は「貴重なものを見られた。ご利益がありそう」と話していた。同寺では、数量限定で蛇身弁天像の写真入りカード守りなどを500円で販売している。吉澤道信住職(46)は「この機会にお参りしてご利益を得て」とする。
参拝時間は30日(月)まで午前8時〜午後4時半(お守りなどの授与時間は午前9時〜午後4時)、31日(火)は午前8時〜元日(水)午後5時(同午前9時〜午後4時、10時〜元日午後5時)、2(木)3両日は午前8時〜午後5時(同午前9時〜午後4時半)。
(写真は、一般公開中の「蛇身弁天」像)