NEWS

ことしのサンタは大谷選手と愛犬 上野精機長野に登場

2024年12月11日


 辰野町北大出の半導体検査装置製造「上野精機長野」はクリスマスに合わせ、サンタクロースの人形を社屋屋上に飾った。その年々に話題になった出来事や人物をテーマとし、20年以上続ける。ことしは米大リーグで50本塁打・50盗塁の「50—50」を達成した大谷翔平選手と愛犬の「デコピン」をモチーフにした。
 人形は2体で、いずれも身長2㍍ほど。1体は背番号「17」をあしらった赤い衣装をまとい、犬と手を合わせて向き合う。もう1体はプレゼントの入った袋を脇に抱え、屋上に腰かける。犬が立つ台座には所属チームのロゴと、偉業をたたえて「50—50」の文字を添えた。
 向き合う姿は、デコピンが大谷選手にボールを届けた「始球式」をモデルにした。犬のポーズにこだわり、抱き枕に骨組みを通して再現。ボールもくわえさせて、かわいらしく仕上げた。宮原克治相談役は「案外うまくいった」と話す。
 子どもたちに喜んでもらおうと始め、サッカーワールドカップや、将棋界の全タイトルを制覇した藤井聡太七冠を取り上げてきた。「すっかり地域の風物詩になった」と宮原相談役。「ことしはいつやるの」と聞かれることも増え、企業の知名度向上にも一役買ったという。「ことしも見て楽しんでくれれば」としている。
 25日(水)まで飾り、夜間はライトアップする。
(写真は、野球界の快挙をモチーフにしたクリスマスの装飾)