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「ザザムシ漁」間近に 8日天竜川で見学会

2024年11月29日


 伊那市創造館は12月8日(日)、天竜川の冬の風物詩「ザザムシ漁」の見学会を市内の同川河畔で開く。漁歴40年以上の中村昭彦さん(同市)の協力で、ベテランの技を間近で見る機会を提供する。申し込みを受け付けている。
 文化庁が認定する「食文化ミュージアム 食の体験・情報発信施設」に選定されている同館。伊那谷の昆虫食を取り上げるイベントとして昨年に続き、2回目。今冬も1日(日)にザザムシ漁が解禁となるため、中村さんの手作りの道具や漁の手順を天竜川に入って実際に見て学ぶ。伊那谷の歴史・民俗の研究者で、ザザムシ研究の第一人者という牧田豊さんの解説もある。あらかじめ用意したザザムシの試食も体験できる。
 午前9時15分に市役所に集合し、バスで天竜川河畔に移動。午後0時15分に終了し、市役所で解散する。同館の捧剛太館長は「伊那谷の食文化を守るため、ぜひ参加して興味を寄せて」としている。
 参加無料。小学生以上が対象で先着人。小学4年以下は保護者の同伴が必要。暖かい服装で、できるだけゴム長靴、ゴム手袋を持参する。同館へ電話(0265・72・6220)で申し込む。問い合わせも同館へ。(写真はザザムシのつくだ煮とチラシでイベントをPRする捧館長)