NEWS
舞う葉に錦の輝き 横川渓谷 紅葉あとわずか
2024年11月20日
辰野町の横川渓谷一帯で、紅葉が終盤を迎えた。見頃は終わり、赤やオレンジ色の葉が落ちてじゅうたんのよう。蛇石キャンプ場など一部では、きれいに色づいた葉がまだあり、冬の訪れを前に秋の最後の景色を楽しめる。
横川渓谷は町内の紅葉の名所で、秋にはモミジ、ミズナラ、ブナ、トチノキなどの葉が色鮮やかに染まる。町によると、ことしは暑い日が続いた影響で紅葉の色づきが例年よりも2週間ほど遅れた。先週に見頃を迎え、今週に入ると落葉が始まったという。
蛇石キャンプ場では19日、紅葉を見ながら歩いたり、三脚の上にカメラを置いて写真を撮ったりする人の姿が見られた。長野市から初めて訪れたという男性(77)は「葉がきれいに染まっている。空の青や山の緑とのコントラストも美しい」と話していた。
町産業振興課観光係の担当者は「ことしは紅葉の見頃が短かった。蛇石キャンプ場はもう少し見頃が続くと思うため、横川川のせせらぎと一緒に楽しんでほしい」としている。
(写真は、赤やオレンジ色の葉で彩られている蛇石キャンプ場)