NEWS
シクラメン1400鉢販売 信大農学部で来月上旬まで
2024年11月20日
信州大学農学部(南箕輪村)の学生が実習の一環で育てたシクラメンの販売が19日、構内の生産品販売所で始まった。12月上旬ごろまで、新たに取り扱う5種を含む全16種約1400鉢を売る。取り組みは毎年恒例で、初日から地域住民らが赤やピンクの花を買い求めていた。
新登場の花は、シンプルな丸い花びらが特徴の「ハイブリッジシリーズ1」や、八重咲きで薄ピンクの小輪「シェルウィング」など。例年人気という白いがくが印象的な「冬桜」なども並ぶ。
屋外にテントを設営して販売し、初日は午前中から次々と客が訪れて花の色や大きさなどを吟味。購入した伊那市の70歳代男性は「いろいろな色を選べるので毎年楽しみにしている。ことしも部屋に飾って長持ちさせたい」と話していた。
植物資源科学コース2年生約50人が温室で栽培。6月の鉢替えからスタートし、日当たりや形を調整する葉組みをして育てた。学生の一人(19)は「こんなにたくさんの品種があることを知らなかったので勉強になった」と振り返り、別の学生(19)は「大切に育てたのでぜひ家に飾ってほしい」とアピールする。
販売は火、水、木曜日の午前8時45分〜午後5時。価格は1鉢1500円(税込み)。なくなり次第終了。問い合わせは同大学付属施設担当(電0265・77・1319)へ。
(写真は、販売所でシクラメンをPRする学生)