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石仏たどり散策を あすから伊那市「ぶら散歩」
2024年11月15日
伊那市高遠町にある石仏御朱印を集める催し「石仏ぶら散歩」が16日(土)に始まる。市や市観光協会、地域住民などでつくる「市高遠町『日本で最も美しい村』推進委員会」が観光誘客を狙いに企画し、市高遠町観光案内所を発着点に神社や寺などの印所を巡る2コースを用意。歴史に触れつつ、地域散策を楽しんでもらう。
高遠城下コースは建福寺や香福寺、樹林寺など印所7カ所を回る約5キロの行程。うち、石仏の「的場の十王仏」と「二十二夜様」は野ざらしで印所を設けるのが困難という理由で、ゴール時に同案内所で押す。現地の写真を職員に見せる必要がある。
高遠城下・不動明王コースは8カ所を回る約9キロ。郊外にある石仏で、「高遠石工」の中で特に腕が優れていた守屋貞治の最高傑作の一つとされる「大聖不動明王」まで足を延ばす。ここにも印所を設けず、写真を確認してもらった後に押す。
同案内所で専用の御朱印用紙を受け取って出かける。全て集めると、石仏のイラストが載る特製のA4判クリアファイルをもらえる。催しの参加と合わせて、地域で買い物や食事をしたことを証明するレシートをゴール時に持参すると、石仏にちなんだ別の景品も受け取ることができる。
催しは2020〜22年、市などが主催した「石仏ウォーク」を基に考案。以前のイベントは1日限りだったが、期間を設けて参加しやすくした。事務局の市高遠商工観光課の担当者は「高遠の紅葉は見頃を迎えつつある。御朱印を集めながら紅葉も楽しんでほしい」とアピールしている。
24日(日)まで。自由に参加できる。御朱印用紙の配布は午前9時〜午後2時。問い合わせは同課(電0265・94・2556)へ。
(写真は、御朱印が押された用紙と参加者にプレゼントするクリアファイル)