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木々の色づき華やかに 日本庭園の紅葉進んで 下諏訪宿本陣・岩波家
2024年11月15日
朝晩の冷え込みが徐々に厳しさを増し、下諏訪町内の各地で紅葉が進んでいる。市街地の街路樹をはじめ、行楽シーズンを楽しむ人たちが集う観光地などで赤や黄、オレンジなどに染まった木々が「秋本番」を演出。住民や観光客たちの目を楽しませている。
下諏訪宿本陣・岩波家住宅(横町木の下)では、「中山道随一の名園」とも呼ばれた日本庭園で色づきが進んでいる。ドウダンツツジやカエデが日ごと赤みを増しており、今週末に最盛期を迎える見込み。観光客など、訪れる人たちを楽しませている。
江戸後期の切妻造の建築で昨年、県宝の指定を受けた。厳しい残暑の影響で、紅葉の見頃は例年より2週間ほど遅いという。明治天皇が休憩したとされる「玉座の間」からは、屏風(びょうぶ)絵のように庭園を見渡すことができ、建築との優美な調和が見られる。
28代目当主の岩波太佐衛門尚宏さんは「いつ見ても飽きない景色。大名や公家も見たこの紅葉を楽しんでもらいたい」と話している。
午前10時〜午後4時、11月末まで無休。要入館料。問い合わせは同家(電0266・28・7055)へ。(写真は、徐々に色づく岩波家住宅の庭園=13日)